dnekblog

”でぃーねっく”と読みます。スマホのアプリを作ってます。

良い広告と悪い広告に関する考察

こんにちは、DNEKです。

以下のAdvent Calendarを書いた直後なのですが、どうしても記事を改めてから主張したい私見があるので、こちらで書かせていただきます。

……長くなりそうだから分けた、という理由もあります。

私見

私は、広告というものは基本的に良き文化であり、広告産業は真っ当な産業であると思っています。

おそらく広告が嫌いな人結構居ると思うのですが、私も広告全肯定ではなく嫌いな広告もあるので、その辺を聞いてよく考えてみて欲しいなと思います。

これには、自分のアプリの広告で収益を上げたいという目論見が勿論あるのですが、単純に広告を毛嫌いする人たちに対して違和感があるので、ちょっとこちらの考えを聞いてみて欲しいなと思う次第です。

広告とは

とりあえず広告 - Wikipediaから一定義を引用します。

「広告とは、非人的メッセージの中に明示された広告主が所定の人々を対象にし、広告目的を達成するために行なう商品・サービスさらにはアイデア(考え方、方針、意見などを意味する)についての情報伝播活動であり、その情報は広告主の管理可能な広告媒体を通じて広告市場に流されるものである。広告には企業の広告目的の遂行はもとより、消費者または利用者の満足化、さらには社会的・経済的福祉の増大化などの機能をも伴うことになる。企業の他に、非営利機関、個人などが広告主となる場合もある。」

つまり、砕いて言えば、

  • 「そこのお兄さん、これほしくない?」というように人対人で直接訴えかけるのではなく、紙や画像・音声・動画などの媒体を使っている
  • 新聞やテレビ番組の企画として取り上げられるのではなく、あくまで広告主が自分で管理し責任を持って作っている
  • 自分の商品や主張をただ伝えるだけでなく、それを見た人に満足してもらうことも狙っている

という感じだと思います。

で、個人的には最後の部分が大事だと思っています。

そして私は更に言い換えて、

「見た人に満足してもらう」=「商品を、その利用価値をもって選択してもらう」

ということが大事だと主張します。

つまり、先程の良い悪いで言うならば、

  • 「商品の価値に基づく選択行動をさせる」のが良い広告
  • 「商品の価値を無視している」のが悪い広告

というわけです。

良い広告と悪い広告

ここでは、色々な広告の例を挙げて、その良し悪しについて考えていきたいと思います。

ネイティブ広告

ネイティブ広告というのは、デザインや内容、レイアウトがその媒体のメインコンテンツと一体化していて、違和感を感じさせない広告のことです。

有名な例としてはTwitterなどがありますね。

ちょっとボカシが入っていて分かりにくいかもしれませんが、アイコンやメッセージが他のツイートと同じようなレイアウトで表示されています。

正直、タイムラインをスクロールしている時に、幅いっぱいに文字が並んでおり背景色や枠の形も全然違う何かがいきなり流れてきたらちょっとビックリすると思います。 そういう意味で、ネイティブ広告は自然でユーザーに優しい広告だと思います。

ただ、一歩間違えると悪い広告になってしまう大事な要素が、広告であることの標示です。

Twitter広告の場合、ちゃんと「プロモーション」と標示されていますね。

この標示が無いと、ユーザーはそれが広告であると知らずにタップしてしまい、「騙したな!」と思われてしまうことがあるのです。

せこいやり方でタップさせたところで、ユーザーはその商品自体にまで嫌な印象を持つし、広告主も顧客が減って損をします。

仲介者であるにも関わらず、ユーザーと広告主の双方に嫌な思いをさせる広告プラットフォーマーは本当に嫌なヤツです。

大事なのは、仲介者は広告が"正しく"ユーザーの選択肢まで運ばれる場を設けるべきで、その"正しい"流れを邪魔してはいけないということです。

バナー広告

面積自体が小さいバナー広告などでも、例えばGoogle AdMobのようなちゃんとしたサービスでは、小さく「i」と標示がされています。

また、そもそもバナー広告というのはそもそもネイティブ広告のように自然ではなく、かつほとんどの場合位置が固定されていてユーザーをビックリさせることも少ないので、ネイティブ広告ほどその標示に気を付ける必要はないのです。

ただし、どこからともなく現れてスーッと動くやつは最悪です。

もうボカシとモザイクで訳が分からないかもしれませんが、赤い矢印で挟んでいる部分です。

これはFC2ホームページの無料版で作られたホームページで、利用者も多いはずです。

FC2ホームページは、PCでは問題無いのにモバイルで見ると、スクロールをやめて少し経ったタイミングで真ん中から薄っすらと現れて、下にゆっくり降りながらスーッとその姿を現して来るのです。

これはもう完全に誤タップを狙っていますよね。 私はこういうの嫌いです。

が、実は知らずにFC2ホームページで作ってしまったページがあり、今も動いているので、正直頑張って移行しようかなぁと思っているところです(移行自体は大したことないけどそれを各所に伝えるのが面倒)。 自分で言っておいて申し訳ないです🙇

動画リワード広告と"リワード広告"

さて、今回新作アプリに初めて導入した動画リワード広告は、個人的に合理的な広告だと思っています。

画像は多分意味無いので載せませんが、動画リワード広告は、一定時間の動画広告を"見てくれたら"報酬(ポイント・ヒント・リプレイ権など)をあげるよ、という広告です。

ユーザーのアプリ体験を不自然に妨げることなく選択的に"広告を見てもらう"という実にユーザーフレンドリーな手法だと思います。

でも、"リワード広告"ってPlayStoreやAppStoreから駆逐対象にされてるんじゃ無かったっけ?

そう、これは俗に言う"リワード広告"であって動画リワード広告とは違うのです。

もっと的確な言葉で言うと、ブースト広告です。

こいつは何をやっていたのか、また、動画リワード広告と何が違うのかと言うと、報酬を与える代わりに"アプリのインストール"をさせていたのです。

この仕組みを利用することで、ユーザーはアプリを(利用するかどうかは置いといて)とにかく大量にインストールしまくって報酬を貰い、広告主は大量のインストール数を獲得し、一気にランキング上位の座を得ることが出来ていたのです。

この行為を、「ブースト」と呼びます。

でも、これって本質的じゃないですよね。

インストールされまくったアプリはどうなるかというと、そもそも内容なんか見向きもされずに入れられる物が多くただ容量を圧迫するだけで邪魔なので、即アンインストールされるのです。

確かにユーザーは地道にポイントを稼げるし、広告主はランキング上位に行けるかもしれない。

でも今度はアプリプラットフォーム本来のアプリユーザーが迷惑します。

どういうことかと言うと、ブーストされただけのゴミアプリにランキングが占領され、まともにアプリを探しに来た人が困惑するのです。 そしてアプリプラットフォーム自体の信用が失われていきます。

これはもう「商品の価値を完全に無視している」という最悪な方法なのです。

だからこそ、GoogleAppleは駆逐対象にしたわけですね。

もう一度違いを確認しておくと、動画リワード広告は動画広告の視聴を条件とし、リワード改めブースト広告アプリのインストールを条件としているのです。

これは小さな違いのようで、実は「アプリの価値」を著しく左右する大きな違いなのです。

全画面広告

これは単純に全画面で広告を出すだけの広告です。インタースティシャル広告とも言います。

正直何とも言えない広告で、確かに邪魔という気持ちは分かりますが、何かのプレイが終わったときなどなるべく分かりやすいタイミングで使わせてもらっています。

私が使っているGoogle AdMobの全画面広告は、広告を表示した直後にはタップ出来ないようになっており、またタップできる領域が制限されているので、誤タップすることは少ないかと思います。

全画面だけあって広告の訴求力自体は高いので、誤タップさせたりあまりにも頻繁に表示させたりしなければ、まあ使って良い広告だろうと思っています。

まとめ

ここまで広告の良し悪しを述べてきましたが、正直"悪い"広告に騙された記憶が強く残って広告を毛嫌いしている人は多かったんじゃないかと思います。

私自身、ユーザーとして広告を見て、クリックやタップをすることが多いわけではありません。

そもそも、広告というものは実際にクリックやタップをしなくても機能するようになっています。

例えばテレビのCMってクリックは出来ないですよね?

でもあれは、例えばそのCMを見た人がお店に行って商品を買うことを促しているわけです。

また、その人自身がすぐには買わなくても、何回か見るうちにその印象が強くなり、ふとお店で見掛けたときに買ってみたり、あるいは何気なく友達にその話をしてその友達が買ったりするわけです。 つまり、商品の存在感を上げる効果があるのです。

アプリなどの広告も同じです。 広告をクリックすること自体には抵抗があっても、他の場面で遭遇したときに何となく思い出し、あるいは友だちの間で話題になっているのを聞き知って商品をインストールするということに、案外なっているものです。

逆にこのようにちゃんと宣伝しないと、他人には全く届きもしないですからね。 特に私のような駆け出しの開発者の場合は。

そういうわけで、自分のアプリを宣伝したい側としても、手近だけでユーザーを増やすのは難しいところがあり、ここぞという時には広告を使うべきだろうなぁと思って実際に使ったりもしています。

とにかく、広告自体は別に悪いものではなく、ユーザーにとっても広告主にとっても役に立つものなので、どうか毛嫌いしないで欲しいところです。

そして勿論、その両者を仲立ちするアプリプラットフォーム(つまり広告代理業者とか広告付きアプリとか)も立派な役に立つ存在であると分かっていただけるとありがたいです。

こんなところです。

最後に

また思ってたより長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

というわけで、是非以下のアプリをよろしくお願いします。

運ゲー排除マインスイーパ - UnambiSweeper

以下の紹介ページで両方まとめていますのでもし宣伝して頂ける場合にはこちらをお願いします。

UnambiSweeper|DNEK

二字熟語穴埋めパズル ~ニジウメ~

両方まとめたページはこちら。

NijiUme|DNEK

よろしくお願いします。